軽貨物の場合、基本的には「一人で運転して一人で荷物を運んで・・・」となるので必然的に一人の時間が長くなるが、荷積み先で荷物を積む際や荷受人に荷物を引き渡す際は人と関わるので、全くもって人間関係が無いわけではない。
実に様々な荷積み先・荷降ろし先があり、当然その分様々な人間がいる。
荷積み先・荷降ろし先も様々
普通に会社に雇用されて働くドライバーの場合、荷積み先や配送ルート、荷卸し先はだいたい固定されているが、軽貨物の場合は定期で入る企業便などの場合は別として特にスポット便を中心に引き受けているドライバーの場合は積み先、配送ルート、荷降ろし先が毎日変わる事も珍しくない。
バース数が多い所は他トラックも多し
荷積み先によっても変わってくるが、荷積み先が
- (食品などの)配送センター
- コープ(CO・OP)
- JA(農協)
などの場合はバース数も多くなり、当然他の会社のトラックやドライバーも多くいる。
中小企業や町の小さな工場では
打って変わって中小企業や町の小さな工場、と言ったような所は大きな配送センターのような多くのバースは無く、車1台分の駐車スペースしかなかったり、工場沿いの道路に一時的に車を停めておくしかないような現場も多い。
そのような場所で他の会社のドライバーと荷積み時間や荷降ろし時間がたまたま被ってしまうような時(管理人も幾度となくそんな場面を経験した)は、ついつい「他ドライバーを待たせてはいけない」と焦りがちになってしまう。
他の軽貨物ドラバーと一緒に荷積みを行う案件も
複数のドライバーが同じ現場に招集される
案件によっては、荷物が多く1台の車では荷物が載りきらないので何人かのドライバーが同じ現場に招集され、他の軽貨物ドライバーと一緒に複数人で(車は別々で)同じ1つの配達先まで荷物を運ぶ、と言った事もある。(管理人も、そこまで多くない数える程ではあったが、そのような案件にあたった事がある。)
1台ずつ順番に荷積みの順番が回ってくる現場もあれば、数台の車が同時に荷積みを行う現場もある。(その辺りは、その現場のやり方であったり、荷積み先の配送センターのバース数によって変わってくる。)
荷積み先の配送センターのバース数や荷積み先に到着した順番次第では、自分の荷積みの順番になるまで待たされる場合がある。そして、その際に自分の順番より前に荷積みを行っている他の軽貨物ドライバーの荷積みを手伝う事になる事もあった。
待機時間分の報酬は出るのか?
基本的には荷積みの際(や荷降ろしの際)の待機時間に対しても報酬が支払われる場合が多いかと思うが、その辺りは会社や案件によっても違ってくるので何とも言えない。
それぞれ、案件を引き受ける際には「荷積みの際(や荷降ろしの際)の待機時間に対して報酬が支払われるのかどうか」を会社に確認した方が良いだろう。
スポットならではの気楽さ
荷積み先や配送ルート、荷降ろし先がほぼ固定されている社員ドライバーの場合、荷積み先や荷降ろし先で苦手な人間がいるとやっかいである。嫌でも毎日のように顔を合わせなければならないからだ。
その点、スポットでも入れるような軽貨物ドライバーの場合、荷積み先・荷降ろし先に苦手な人間がいたとしても「どうせ今日だけだから」と、比較的軽く受け流せる。そこは、スポット便の良いところでもある。
だが、いくら定期で入らないからとは言え、あまりにも適当な態度で荷積み先・荷降ろし先の人間と接するのも良くないかもしれない。
スポット便でまたいつ、その現場に来る事になるか分らない。もしかしたら、定期でその現場の仕事を引き受ける事になるかもしれない。後々の事も考えれば、感じ良くしておいた方が再びその現場の仕事を貰いやすくなったりと、自分の為になるかもしれない。