軽貨物を辞める場合にやる事としては、大きく分けて以下のものがある。
- 廃業手続き
- ナンバーの変更
- 車の処分(乗らない場合)
廃業手続き
軽貨物業を辞めるのなら、まず廃業手続きを行わなければならない。廃業手続きを行うには、それぞれ管轄の陸運局へ出向き「貨物軽自動車運送事業経営変更届出書」と「事業用自動車等連絡書」に必要事項を記入し提出する必要がある。
貨物軽自動車運送事業経営変更届出書
「貨物軽自動車運送事業経営変更届出書」は、事業に関して主に以下に挙げる6つの項目のいずれかに変更があった場合に届け出が必要となる書類である。
- 氏名又は名称及び住所
- 代表者
- 営業所の名称及び位置
- 事業用自動車の種別ごとの数(乗車定員)
- 自動車車庫の位置及び収納能力
- 乗務員の休憩又は睡眠の施設の位置及び収納能力
まず、変更予定日、届出者の氏名又は名称、代表者氏名、住所、電話番号を記入し、その下の届け出内容の④(事業用自動車の種別ごとの数(乗車定員))の欄の「新」の軽(普通)の横に0(両)、「旧」の軽(普通)の横に1(両)(事業で複数台車を使用していた場合は、使用していた台数分)と記入する。そして、⑥の下に「廃止届出」と記載されているのてそこへチェックを入れる。そして、その下の「変更理由等」の欄には、「○○年○月○日 事業廃止」と記入する。
「事業用自動車等連絡書」
「事業用自動車等連絡書」は、車(の登録・抹消)に関しての書類となる。
まず、「事業等の種別」では、貨物[軽]に○を付ける。そして、使用者の名称・住所、所属営業所名(ある場合)、使用の本拠の位置を記入する。「使用・廃止の別」の欄では、廃止(まっ消など)に○を付け、「旧自動車登録番号(車両番号)」に車のナンバーを記入する。そして、「自動車の年式」や「種別」、「最大積載量」を記入する。「事案発生理由」の欄では、廃止に○を付ける。
ナンバープレート変更
廃業手続きを済ませたら、次にそれぞれ管轄の軽自動車検査協会に出向き黒(営業)ナンバーを普通の黄色ナンバーに戻さなければならない。
自動車取得税・自動車税申告書(報告書) <軽自動車 移転・変更用>
まず、「自動車取得税・自動車税申告書(報告書) <軽自動車 移転・変更用>」と言う書類に必要事項を記入し窓口に提出する。記入する事項が多く、車検証を見ながらの記入となる。
新しい車検証の交付
先程の書類を提出し終えたら、車検証の内容変更手続きとなる。古い車検証を窓口に出して、新しい車検証が交付されるのを待つ。
ナンバープレートの交付
新しい車検証が交付されたら、最後に新しいナンバープレートが交付されるので、それを購入し駐車場で自分で以前のナンバープレートと付けかえる。(付けかえる為のドライバーは軽自動車検査協会に置いてある。)交換し終えたら、手続きは終了となる。
車の処分
中古車買取業者へ売却
もちろん廃業後も車にそのまま乗り続けても良いが、完全に事業用目的として購入した車で「廃業以降はもう乗らない」、「新しい車を買ってしまう」と、言ったような場合は売ってしまっても良いかと思う。
インターネット経由でも中古車査定は可能であり、中古車査定サイトとして中古車買取オークションのSellCaや楽天の愛車一括査定!、
ガリバー
などがある。
廃車買取業者へ売却
ただ、一口に「中古車買取業者へ売却」と言っても走行距離や車の状態、年式などは様々で全部が全部希望通りに売れる訳でも無い。相当古い車であったり、かなりの走行距離になっていたりする場合、中古車買取業者に買い取ってもらえない場合もある。
そのような場合、カーネクストなどの廃車買取業者の利用を考えても良いかもしれない。カーネクストでは、どんな車でも0円以上で買い取ってくれ、車の引き取りも無料で行ってくれる。