軽貨物業界は出来高制であり、当然「稼げる人」と「稼げない人」の差が出てくる(もちろん、その中間もいる)。そして、管理人は「稼げない」側の人間であった。
なぜ、管理人は軽貨物で稼ぐ事が出来なかったのだろう?
案件面の原因
本当は企業便で生計を立てたかった
正直言えば、管理人は軽貨物の仕事を行うにあたって「企業便」を中心に行い、企業便で生計を立てたかった。(企業便については、【軽貨物】Amazon(等宅配)・長距離・企業便、結局どれが稼げる?を参考に)
理由は、「安定して仕事がある上に道や仕事内容を1度覚えてしまえばルーティーン化出来てしまい圧倒的に楽だから」である。
別に企業便の仕事を全く紹介してもらえなかった訳ではない。企業便の仕事もさせてもらえたのだが、その案件だけでは生活出来るレベルでは無かった。(管理人としては、「ここにもう1つ別の企業便をこなせれば良いのにな」と考えていたのだが、そう希望通りにもいかなかった。)
もし、この企業便だけでそこそこ生活出来るレベルまで稼げていたら、もしかしたら今でも軽貨物を続けていたかもしれない。
空きがあるのはネットスーパー系宅配案件中心
そして、紹介される仕事はネットスーパー系の宅配案件が多かった。おそらく、
- きつくて皆やりたがらない
- →仕事に空きが出る
- →自分の所に仕事が回ってくる
みたいな流れだったのではないかと思っている。
軽貨物初心者であった管理人にとって、これらネットスーパー系の宅配案件は(特に初めて行くような土地では)精神的にも肉体的にもかなりきつかった。
もし、アマゾン案件をやっていたらどうなっていたか?
アマゾン案件はやっていないので分らないが、管理人の予想ではおそらく「ネットスーパー案件をやっていた時とそこまで稼ぎに大差は無かったのではないか?」と思う。
アマゾン案件はネットスーパー案件に比べれば、1件当たりの荷物の量が少なかったり荷物が軽い傾向にあるが、その代わり1件当たりの単価がネットスーパー案件の1/3程度であった。つまり、ネットスーパー案件の3倍の件数をこなさなければ同じような報酬が得られない事になる。
(紹介してもらえる)仕事が少なかった
これは主にスーパーカーゴをやった時の話である。
スーパーカーゴはスポット便のみで、仕事が多くある日、少ない日、全く無い日があったりで中々収入が安定しなかった。(当然、収入面の不安も大きかった。)
経験不足、準備不足
紹介されるのはネットスーパーの宅配案件が中心になっていったわけだが、これも何年か続けていればもしかしたら仕事のコツを掴み効率良く稼げるようになっていたのかもしれない。が、絶対そうとも言えないし、「コツを掴むには結構長い年月がかかりそう」だと感じた。結果的には、コツを掴む前に心が折れてしまった。
ネットスーパー宅配案件はどれもそこそこ大変ではあったが、やはり高層マンション乱立エリアでの宅配が一番こたえたかもしれない。
あとは、あらかじめ「担当エリアの道を調べたり」と言った準備が足りなかった事も原因の1つかと思う。