ピッキングを始めとした倉庫系作業では、同じような単純作業を何時間も繰り返し行う為、体の特定の部分を酷使してしまいがちになる。
当然、酷使する場所は痛めやすくなったり、場合によっては怪我にも繋がる。
果たして、ピッキング等の倉庫作業では体のどの部分を痛めやすいのだろう?詳しく見て行こう。
手
まずは、手だ。
手を痛めてしまったり、怪我をしてしまうパターンとしては、
- 繰り返し同じ動作をする
- カッターや紙などで手を切ってしまう
などがある。
繰り返し同じ動作をする
手の平や指先など、特定の場所を使い繰り返し同じ動作を行っていれば、その部分が酷使され怪我をしてしまう可能性が高くなる。
休憩中や作業終了後にマッサージをしたりして、しっかり休める事が大事になってくる。
カッターや紙などで切ってしまう
また、カッターを扱う作業なら「カッターで何かを切っている時に、力を入れ過ぎて誤って手を切ってしまう」と言ったパターン。
紙を扱う作業なら、「紙の端っこで指を切ってしまった」なんてパターンがそれぞれあるだろう。
これらを避けるには、充分に注意を払い作業を行うしかない。
足
ピッキング・仕分け・梱包等の倉庫作業では、足も痛めやすい。
痛めてしまうパターンとして多いのは、
- 常に歩き回っていた
- カゴ車のタイヤに足を轢かれた
- 足がパレットの下敷きになってしまった
- カゴ車やコンクリートなど硬い所につま先をぶつけてしまった
などとなる。
常に歩き回っていた
ピッキング・仕分け・梱包作業と一口に言っても、様々な仕事がある。医薬品のピッキング作業のように倉庫内を長時間歩き回るものも存在する。
そのような作業の時、個人的には足の裏がよく痛くなった。
カゴ車のタイヤに足を轢かれた
カゴ車とは、商品の入ったオリコンやダンボールをいくつかまとめて載せて運べる台車だ。
ほとんどの倉庫作業でカゴ車を使用することになる訳だが、この「カゴ車の運搬中に誤って自分の足を轢いてしまう」と言うパターンだ。
足がパレットの下敷きになってしまった
パレットとは、商品の入ったダンボールをいくつも積む為の木の板だ。商品の納品時や出荷時は、パレットの上にダンボールを積んでいるスタイルも多い。
このパレットは、持ち上げる事は簡単に出来るが、うっかり足の上に落としてしまうと結構痛いものだ。
カゴ車やコンクリートなど硬い所につま先をぶつけてしまった
これも、よくある事だ。
うっかり「硬い所につま先をぶつけてしまう」と言うパターンだが、対処法としては、つま先部分に鉄板が入っている安全靴をはく事だ。
腰
ピッキング・仕分け・梱包などの倉庫作業では腰もまた痛めやすい場所だ。
腰を痛めてしまうパターンとしては、
- 重い商品・ダンボールを頻繁に扱う
- 立ったり、しゃがんだりが多くなる
場合が多い。
重い商品・ダンボールを頻繁に扱う
ピッキング・仕分け・梱包などの倉庫作業では、やはり商品の入ったオリコンやダンボールを持ち上げたり運ぶ作業が多くなる。年配の人はもちろん、若い人でも腰を痛めてしまう可能性は充分ある。
膝が曲がっていないなど、商品を持ち上げる時の姿勢が悪かったり、何回も何回も繰り返して商品の運搬を行っていると腰を痛めてしまい易くなる。
立ったり、しゃがんだりが多くなる
立ったり、しゃがんだりを頻繁に行う作業もまた腰を痛める原因になる。
個人的には、どちらかと言えば、しゃがみっぱなし、もしくは立ちっぱなしの作業の方が腰を痛めにくいように感じる。